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【三重・高3女子刺殺】「ニャロメの塔」に慟哭響く 死に直面の高校生男女が登場する小説の舞台 

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【三重・高3女子刺殺】
「ニャロメの塔」に慟哭響く 死に直面の高校生男女が登場する小説の舞台 

女子高生の遺体が見つかった現場。記念碑は「ニャロメの塔」とも呼ばれていた=29日午前、三重県伊勢市

 三重県伊勢市の山林で同県松阪市久保町の私立高校3年、波田泉有(はだ・みう)さん(18)が殺害された事件。難病を抱えた高校生の男女が結ばれ、短い生涯で愛し合うことを誓う-。伊勢市を舞台にした同市出身の作家、橋本紡(つむぐ)さんの純愛小説「半分の月がのぼる空」では、波田さんの殺害現場となった虎尾山をモデルにした場所も登場し、恋愛の聖地として熱心なファンが訪れる名所だった。

 逮捕された男子生徒は波田さんを殺害後、警察や消防に通報することなく、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で友人らに居場所を告げた。「ニャロメの塔にいる」。虎尾山頂にある記念碑には漫画キャラクター、ニャロメの落書きがあったことから地元でこう呼ばれており、2人の行方を捜していた同級生ら8人が駆けつけた。近所の住民によると、同級生らが集まった後、辺りには慟哭(どうこく)が響き渡っていたという。

 小説には死と隣り合わせの不治の病に冒された高校生の男女が登場し、アニメ化や映画化もされた。「アニメが好きだった」という波田さんが目にしたかは定かでないが、映画化された際には虎尾山がロケ地となった。

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