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【ニュース解説】何たる“破廉恥”心にも制服着ろ 不祥事絶てぬ大阪府警 「上から下まで緩みきってる」と身内からも

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【ニュース解説】
何たる“破廉恥”心にも制服着ろ 不祥事絶てぬ大阪府警 「上から下まで緩みきってる」と身内からも

女性殺害容疑で送検される阿倍野署地域課の巡査長、水内貴士容疑者(左)=1月26日午後、大阪市中央区(榎本雅弘撮影) 女性殺害容疑で送検される阿倍野署地域課の巡査長、水内貴士容疑者(左)=1月26日午後、大阪市中央区(榎本雅弘撮影)

 「仕事も家族も失った」「大いに後悔している」-。大勢の警察官を前に、不祥事で職場を追われた元警察官の手記が読み上げられる。不祥事の再発防止に向け大阪府警が取り組む倫理教養。私生活での心構えや酒の飲み方に至るまで厳しく指導される。

 府警では今年1月、現役警察官が交際女性を殺害するという前代未聞の不祥事が起きた。樋口真人本部長は5月、「心にしみる倫理教養を行う」と強調した。

 だが、本当に心にしみているかといえば、はなはだ疑問だ。その後も強制わいせつ事件や詐欺・窃盗事件と不祥事が続き、9月には現職の刑事と同期の元警察官らが女性を監禁し、性行為をした事件(集団強姦容疑などで逮捕後、処分保留で釈放)まで発覚した。

 府警の警察官は全国で2番目に多いため不祥事が目立つとの指摘もあるが、府警の不祥事は他の都道府県警と“発生率”を比較しても高い。警察庁によると、警察官が約2万1300人いる府警で昨年、25人が懲戒処分を受けたが、倍以上の約4万3300人を擁する警視庁は32人だった。

 「上司から末端に至るまで組織全体のたがが緩んでいる。あの不祥事が象徴だ」と複数の府警関係者が口をそろえるのが、9月初めに発覚した福島署の当直責任者(当時)による部下との不倫交際だ。当直中に公用車で勤務を抜け出し、不倫相手の部下と会っていたとして処分された。

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