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ノーベル賞・下村氏の研究の原点に「ウミホタルの碑」完成 広島・尾道の高根島

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ノーベル賞・下村氏の研究の原点に「ウミホタルの碑」完成 広島・尾道の高根島

高根島が発光物質の研究などに携わったことを記載した「ウミホタルの碑」の完成を喜ぶ中田夫妻=高根島

 広島県尾道市瀬戸田町の高根島の沿岸に数多く生息するウミホタルが、ノーベル賞につながる発光生物の研究に役だった歴史を後世に伝えようと、島民の中田雄三さん(60)が発起人となり、妻の佳子さん(56)や地元有志らの協力で寄付を募り「ウミホタルの碑」を建立した。

 ウミホタルは体長3ミリ程度の甲殻類。夜行性で濃い青色に光ることから、発光物質の研究に用いられてきた。

 雄三さんによると、有機化学を研究していた名古屋大名誉教授、故平田義正氏を中心とするグループが発光物質の構造を解明するため、昭和33年からウミホタルを採取するため島を訪れていた。平成20年、オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見によりノーベル化学賞を受賞した生物学者、下村脩氏もこの研究に参加していた。

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