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【橋下徹研究・再録 第1部】口達者のハシゲ(2)母子家庭の過去 ぽっかり空いた“父”の存在

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【橋下徹研究・再録 第1部】
口達者のハシゲ(2)母子家庭の過去 ぽっかり空いた“父”の存在

大阪府知事選で、公明党府議団に政策説明に訪れた弁護士の橋下徹氏=平成19(2007)年12月25日夜

 一枚の写真がある。松竹歌劇出身の女優、長谷川待子と一緒に写り、読売ジャイアンツの帽子をかぶった少年が照れくさそうに笑っている。少年は小学生時代の橋下徹。小学5年までを過ごした東京都渋谷区幡ケ谷の六号坂通り商店街で、約30年前に撮影されたものだ。

 「野球だけでなく、何をやっても上手で、近所でも目立つ存在だった。『小さい子は5ストライクでアウト』など年下の子供のためのルールも作っていた」と幼なじみの勢濃徹(39)は振り返る。橋下と同じ名前の彼は、橋下が目立ち過ぎたため「徹2号と呼ばれていた」と苦笑する。

 新宿副都心に隣接する京王線沿線の幡ケ谷は、渋谷区とはいえ庶民的な街だ。昔ながらの酒屋や八百屋が並ぶ商店街を路地へ少し入ると3階建てのアパートが今も残る。1階は大家が経営する質店で、橋下一家は3階に間借りしていた。

 東京時代の思い出について橋下は多くを語っていない。この時期に父親が急逝したという悲しい記憶があるからだろうか。

 今や3男4女の父でもあり、「ベストファーザー賞」にも選ばれた彼が、自身の父親について述べたのは、ある雑誌で答えた次のようなインタビュー程度である。「父親の思い出はひとつだけ。2、3歳のとき、食事中にはしを投げたら、背負い投げされてぼこぼこにされたんです」

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