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【橋下徹研究・再録 第1部】
口達者のハシゲ(1)転校生が選んだ道 「スネ夫」から「代弁者」に

中3時の担任教諭だった臼井一昭(50)は「席替えや文化祭の出し物などでクラスがもめたとき、互いの主張を取り入れて解決するのも、必ず橋下だった。論理立ててものを述べる交渉術は当時から卓越しており、教師からみても、こちらが見透かされているような怖さがあった」
では、現在の橋下にとっての“ジャイアン”は誰なのか。立候補の際、地元の自民、公明の支援を取り付けたことについて当時、こう述べていた。
「実行力のない人とつきあっても政治はできない。僕は(元長野県知事の)田中康夫さんのように孤立したくはないんです」
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世論の圧倒的な支持を背景にかつてない規模の大阪府政改革を進める橋下。そのパーソナリティーは、彼の政策にどのような影響を与えているのだろうか。第1部では、彼の少年期に焦点をあてる。 =敬称略(年齢・肩書きは掲載当時) =(2)に続く
※この記事は2008年にMSN産経ニュースに掲載されたものです。