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トルコ軍艦エルトゥールル号遭難事故から125年 大使らが献花式 和歌山県串本町

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トルコ軍艦エルトゥールル号遭難事故から125年 大使らが献花式 和歌山県串本町

エルトゥールル号の慰霊碑に献花するアフメット・ビュレント・メリチ駐日トルコ大使=16日午前、和歌山県串本町

 和歌山県串本町沖で明治23(1890)年に起きたトルコ軍艦「エルトゥールル号」の遭難事故から125年を迎えた16日、同町樫野の慰霊碑前で献花式が営まれた。アフメット・ビュレント・メリチ駐日トルコ大使や、遭難時に救出活動にあたった住民たちの子孫ら約100人が出席した。

 エ号は、帰国途中の9月16日夜、串本沖で暴風雨に巻き込まれて遭難。587人が犠牲となったが、住民らによって69人が救助された。事故から95年後の1985年には、イラン・イラク戦争で日本人がテヘランに取り残された際、トルコ政府が救助の恩返しとして、救難機を飛ばして救出したことでも知られる。

 式典では、参列者による黙とうがささげられ、田嶋勝正町長が「両国友好の深化にこれからも尽くしたい」と式辞を述べた。

 会場には曾祖父が救助活動を行い、遭難事故の語り部をしている同町潮岬の堀口徳弘さん(63)も参列。「遭難事故から始まる両国の関係は、お互いに助け合うことの大切さを伝えている。今後も語りついでいきたい」と話した。

 今年12月には、遭難事故を題材に、内野聖陽さん主演の日本とトルコの合作映画「海難1890」が公開される。

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