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大阪・豊中の老人ホームで入所者虐待 川崎3人死亡の施設運営会社と同系列

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大阪・豊中の老人ホームで入所者虐待 川崎3人死亡の施設運営会社と同系列

虐待があった介護付き有料老人ホーム「アミーユ豊中穗積」 =14日午後6時3分、大阪府豊中市 (竹川禎一郎撮影)

 大阪府豊中市は14日、市内の介護付き有料老人ホーム「アミーユ豊中穂積」で、30代の男性職員=懲戒解雇=が入所者の70代女性の首を絞めるなどの虐待をし、負傷させたと発表した。

 施設の事業者は、介護サービス事業大手の株式会社メッセージ(岡山市南区)。同社の子会社が、高齢入所者3人が転落死した川崎市幸区の「Sアミーユ川崎幸町」を運営している。

 厚生労働省は同日、介護保険法に基づき施設の業務管理体制に問題がないか調べるため9月中にもメッセージ社に立ち入り検査する方針を決めた。

 豊中市はアミーユ豊中穂積を10月1日から6カ月間、新規入所者の受け入れを停止する処分にした。

 市によると、6月18日未明、元職員が女性の首を絞めるなどし、もみ合った際に女性が転倒、救急搬送されたことで虐待が発覚した。女性は、頭部に3週間のけが。元職員は傷害容疑で現行犯逮捕された。

 元職員は同じ女性に対して5月にも2回、頭部を平手打ちするなどしていた。女性は深夜に居室を抜け出して施設内を徘徊することがたびたびあったという。元職員は市の調査に「女性が言うことを聞いてくれず、カッとなってしまった」と話している。

 一方、川崎市は14日、16日に「Sアミーユ川崎幸町」に立ち入り、高齢者虐待防止法などに基づく監査を実施すると発表した。市の立ち入り調査は、職員による虐待を調べた7月13日以来で、転落死の調査としては初めて。3件の転落死のほか、職員による虐待や窃盗事件などの事実関係、施設側の管理・運営体制も調べる。

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