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ア然…119番「蚊に刺された」「夜一人寂しくて」…救急出動、過去最多8万件ペース 神戸市消防局

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ア然…119番「蚊に刺された」「夜一人寂しくて」…救急出動、過去最多8万件ペース 神戸市消防局

119番を受ける神戸市消防局のオペレーターら。およそ救急出動が必要ないケースも多いといい、救急車の出動件数は過去最多のペースで増加している=神戸市中央区 119番を受ける神戸市消防局のオペレーターら。およそ救急出動が必要ないケースも多いといい、救急車の出動件数は過去最多のペースで増加している=神戸市中央区

 神戸市内で今年、救急車が出動した件数が、6日に5万3千件を超えたことが、神戸市消防局への取材でわかった。昨年より2日速いペースで、過去最多だった昨年(7万8393件)を上回り、8万件を記録する勢いという。中には「蚊に刺された」「日焼けした肌が痛い」など緊急性が低い救急車の要請もあるという。市消防局は「安易な119番に配慮し、救急車を適正に利用してほしい」と呼びかけている。

 市消防局によると、救急車の出動件数は、平成20年から6年連続で増加。高齢化が進み、1人暮らしのお年寄りが増えたことなどが原因とみられるが、近年は緊急性が伴わない不適正な119番が目立つ。だが、市消防局では出動要請を受けた際、不測の事態に備え、救急車を現場に向かわせ、救急隊員に搬送が必要かどうかを判断させている。

 中には、「胸が苦しい」と119番をし、救急隊員が駆けつけると、「夜に一人になって寂しくなった」と話した女性や、「病院に行きたいが、酒を飲んでしまった」と救急車をタクシーのように使おうとする人がいた。また、認知症の高齢者が1日に何度も通報するケースもある。

 8月6日には、不適正なものも含めた通報が相次ぎ、市内の救急車全32台のうち、20台以上が一斉に出動したこともあったという。

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