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【ビジネスの裏側】韓国ロッテの「パクリ」認定 グリコの高級ポッキーが勝訴 「お家騒動」に追い打ち

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【ビジネスの裏側】
韓国ロッテの「パクリ」認定 グリコの高級ポッキーが勝訴 「お家騒動」に追い打ち

韓国ロッテグループの「プレミア ペペロ」(左)と江崎グリコの「バトンドール」

 ロッテは韓国で「1」が4つ並ぶ11月11日をペペロの記念日として販売促進活動を繰り広げ、この日はバレンタインデーなどと並ぶイベントという。「プレミア ペペロ」はこの記念日に合わせ、高級感を出して発売した新商品だった。

 「高級なプレミアム感」をコンセプトにした点もグリコのバトンドールに似ている。

 ポッキー、韓国でペペロ追撃なるか

 「プレミア ペペロ」は期間限定の商品のため、判決が確定したとしても、ロッテにとって製品回収などの直接的な損失は大きくはなさそうだ。ただ、グリコ関係者は「(同じような模倣の案件に対する)今後の抑止効果を期待している」と話す。

 とはいえ「模倣」と認定されたことで、消費者がペペロから「本家」のポッキーに流れるきっかけになる可能性もある。

 さらにロッテグループはいま、揺れている。グループの創業者、重光武雄氏の長男、宏之氏が1月、日本にあるグループ中核企業のロッテホールディングス(HD)副会長を解任されたことをきっかけに、武雄氏の次男でHD副会長の昭夫氏との経営権争いが勃発した。

 韓国ではこれを機に「日本の会社が日韓にまたがるグループを支配する構造に対し、『ロッテは日本企業か韓国企業か』という論争が起きた」(業界関係者)ことなどから反ロッテ感情が高まり、一部で不買運動にも発展した。

 8月のロッテHDの臨時株主総会では昭夫氏が主導する経営体制の続投が賛成多数で議決され、お家騒動は決着した格好だが、なお火種はくすぶる。さらに韓国内で消費者の反ロッテ感情が解消されるかは未知数だ。

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