産経WEST

【ビジネスの裏側】韓国ロッテの「パクリ」認定 グリコの高級ポッキーが勝訴 「お家騒動」に追い打ち

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【ビジネスの裏側】
韓国ロッテの「パクリ」認定 グリコの高級ポッキーが勝訴 「お家騒動」に追い打ち

韓国ロッテグループの「プレミア ペペロ」(左)と江崎グリコの「バトンドール」

 朝鮮日報によると、ロッテ側は裁判で「グリコのデザインは新規性がないため(意匠権は)無効」などと主張。だが、地裁は結局、グリコ側の主張を認める判決を言い渡した。

 このとき地裁は、「製品の形もほとんど同じで、パッケージの配色や製品のイメージの表示など、全体的な構成が非常に似通っている。グリコの営業上の利益を侵害する恐れがある」などと指摘したという。

 世界で人気のポッキー、韓国ではマイナー

 そもそもポッキーはグリコが昭和41年に日本で発売した。その後のラインアップの拡充などもあり、ロングセラーの定番商品に成長した。同43年からは輸出を始め、順次海外生産も拡大していき、現在では約30カ国で販売し、高い支持を集める。

 昨年1年間の売上高は前年比約8%増の3億8千万ドル。グリコは東京五輪が開催される2020(平成32)年に、売上高を10億ドルに引き上げる計画を掲げており、江崎勝久社長は「ポッキーを世界ブランドにする」と力を込める戦略商品だ。

 ただ、韓国では少々事情が異なるという。

 グリコは平成23年に韓国で製菓の合弁会社を設立し、市場調査などを実施したうえで同25年にポッキーの販売を始めた。ところがロッテがポッキーの日本発売から遅れること17年、1983(昭和58年)年にポッキーとよく似たペペロを発売していた。そして、今や国民的お菓子として不動の人気を誇り、ポッキーは後塵(こうじん)を拝している。

関連トピックス

「産経WEST」のランキング