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【関西の議論】〝超天才〟を世界で発掘!? モンゴル15歳少年が学費免除でMITへ 「edX」は大学教育を根底から変えるか

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【関西の議論】
〝超天才〟を世界で発掘!? モンゴル15歳少年が学費免除でMITへ 「edX」は大学教育を根底から変えるか

欧米やアジアなどから京都大に招待された「edX」の成績上位者ら=平成26年7月、京都市左京区

 もしかすると大学教育のあり方を根底から変えてしまうかもしれない取り組みが進んでいる。インターネットを通じて講義を無料で配信するオンライン教育システム「edX(エデックス)」だ。インターネットを通じて全世界に配信されるため、ネット環境さえあれば、どこでも学問を学ぶことができる仕組みだ。なかには、モンゴルの15歳の少年が優秀な成績を収め、学費免除で、米マサチューセッツ工科大(通称・MIT)に進学した-という事例も登場。関係者たちはedXによって、世界中に埋もれている〝超天才〟の発掘につながるのではないか、とも期待を寄せる。米ハーバード大などが中心となって立ち上げたedXには、世界の一流大学が名を連ね、日本からは東京大や京都大も参加。京都大は10月から山極寿一(やまぎわ・じゅいち)総長による「人類進化論」を提供する予定。現職の大学トップが講義するのは初めてだ。(前田武)

超優秀人材を発掘

 そもそもedXとは何か。米国のハーバード大とマサチューセッツ工科大が2012年に立ち上げたシステムで、世界中の誰もがいつでもどこでも無料で一流大学の講義が受けられ、ネット上で質問したり試験を受けたりすることも可能だ。成績評価で一定水準をクリアすれば、修了証が与えられる。

 こうしたシステムは「MOOC(ムーク)」と呼ばれ、edXのほかにも「ユダシティ」や「コーセラ」などが知られている。非営利組織やベンチャー企業などによって運営されており、大規模なMOOCは百万人単位の登録者を抱える。

 従来、講義のインターネット中継や録画ビデオが視聴できるといったサービスはあるが、それらとMOOCは根本的に異なる。この仕組みが広く普及すれば、世界中の誰もが一流大学の講義を無料で受講し、成績評価を受けて修了証を手にするようになる。

(次ページ)誰でも“自分が天才か無料で確認”できる…東大も京大も参加、狙いは

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