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【軍事ワールド】韓国空軍は「ブラック企業」だった パイロットの異常な離職率…給料安く、機材も不安 「ふぬけ扱い」で士気低下

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【軍事ワールド】
韓国空軍は「ブラック企業」だった パイロットの異常な離職率…給料安く、機材も不安 「ふぬけ扱い」で士気低下

韓国空軍の主力戦闘機F-15K(韓国空軍公式HPより)

 韓国空軍のパイロットが、毎年平均で150人以上も職場を見限って転職していたことがわかり、韓国内で波紋が広がっている。辞職人数が採用数を上回るため、人員の補充が追いつかないままという。聯合ニュース(電子版)などによると、給与と福利厚生に不満を抱き民間航空会社に入社するケースがほとんどで、士気も低下。熟練パイロットが“ブラック企業”に見切りをつけて逃げ出すような事態なのだ。(岡田敏彦)

上官、ベテランが大量流出

 韓国空軍本部は8月9日、2014年に軍を辞職した操縦士が127人だったと発表した。聯合ニュースや韓国YTNテレビ(いずれも電子版)などによると、13年には124人、12年が113人で、直近の10年間の平均値をみると、軍は1年あたり150人のパイロットを養成しながら、同時に離職者は155人にのぼったという。

 こうした離職が定年間際の早期退職なら影響は比較的軽微なのだが、実際にはパイロット経験10年の大尉や同15年の少佐の離職率が高かった。大尉や少佐は、部下を指導するとともに、編隊長や飛行隊の指揮官を任される重要な階級だ。

 さらに離職者155人の操縦士としての技量をみると、約8割の123人がベテランパイロット。戦闘力の低下が危惧される事態という。

(次ページ)「辞めたい」原因は山積…まず士気の低下、そして民間航空会社の給料

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