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【関西の議論】“過剰スマホ”に疲れSOS 子供は「禁止」で納得しない 成果上げる先進県の取り組み

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【関西の議論】
“過剰スマホ”に疲れSOS 子供は「禁止」で納得しない 成果上げる先進県の取り組み

スマホについて生徒らに聞いたアンケート結果を公表する岡山県内の中学生ら

県レベル初のスマホ規制

 ところで、県が進める「午後9時以降のスマホ禁止」は、愛知県刈谷市が26年4月から始めた制度がモデルとなった。岡山ではこれを「県レベル」の取り組みとして導入。岡山県教委は「保護者が午後9時以降はスマホを預かる」「ゲームも午後9時までとする」「学校でスマホなどについて考える場を設ける」-の3つの取り組みを掲げ、市町村教委を通じ学校などに通達した。

 県義務教育課によると、26年度の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」で、岡山県は中学生の家庭での学習時間が30分以上の割合が79・8%で全国平均(85・2%)より短く、ゲームやスマホをする時間が1時間以上の割合が60・4%で全国平均(56・4%)より長いことが判明した。

 ネットによるいじめやトラブル、犯罪被害が社会的な問題になる中、同課は「『子供たちのために、県が声を出すことによってこの流れにブレーキをかけなければ』となり、宣言がなされた」と説明する。

 県教委は今年6月、「保護者、地域の皆さんへ 知っていますか?スマホ・ネットのこと」と題したパンフレットを26万部作成し、夏休み前の子供と保護者を交えた面談で配布した。

 パンフで子供にスマホを持たせる際の注意として、「『なぜ必要なのか』『どう使うのか』を詳しく聞いて、その理由が保護者を納得させるものでなければ、まだ持たせる時期ではありません」「単なる禁止や取り上げただけでは子供は納得しません。『あなたを守るために必要なこと』という気持ちをしっかり伝え、子供が納得して守ることができるよう、話し合ってルールを決めましょう」と保護者に促した。

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