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【関西の議論】“過剰スマホ”に疲れSOS 子供は「禁止」で納得しない 成果上げる先進県の取り組み

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【関西の議論】
“過剰スマホ”に疲れSOS 子供は「禁止」で納得しない 成果上げる先進県の取り組み

スマホについて生徒らに聞いたアンケート結果を公表する岡山県内の中学生ら

 子供たちにも“必需品”となりつつある「スマートフォン」。普及と利用者の低年齢化が進む中、子供たちがスマホを通じたトラブルに巻き込まれるケースが後を絶たない。行政などによる対策が急がれるが、岡山県では平成26年11月、県教委が市町村教委を通じて、家庭や学校に向け「スマホの使用制限」や「家庭でのルールづくり」を提唱。都道府県として初めて小中学生のスマホ使用を午後9時までとするルールを打ち出した。一方、中学校では生徒自身が声を上げ、学校への持ち込み禁止などを宣言。スマホの過度の使用に対し、子供たちの状況に改善が見られるなど、全国でも先進的な取り組みは成果を上げている。

知事が率先

 「行政が家庭に入って『ああだこうだ』というのは、やりたいこととは逆なんですけど、大事なことなので(スマホの規制を)あえて教育委員会でさせてもらった」

 岡山県の伊原木隆太知事は7月24日、イオンモール岡山(岡山市北区)で開かれたイベントでこう述べ、節度あるスマホ利用の重要性を強調した。

 イベントでは、保護者らに違法・有害なサイトを見ることができないように制限する「フィルタリング」の利用徹底も呼びかけた。県は同月から、県内の携帯電話販売店を対象とした「フィルタリング奨励宣言店」制度をスタートさせている。これは販売店が子供や保護者にスマホの持つ危険性やフィルタリングの必要性を説明し、フィルタリングの利用促進を目指すもので、伊原木知事は「フィルタリングは車のシートベルトと一緒。するのが当たり前。利用率100%を目指したい」と訴えた。

(次ページ)生徒が自ら「1日2時間まで」「追放委員会」…学力テスト影響

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