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【世界陸上】173㌢中国の蘇「ボルト一緒、興奮」 男子100アジア勢初ファイナリスト 日本短距離陣は追いつけるか

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【世界陸上】
173㌢中国の蘇「ボルト一緒、興奮」 男子100アジア勢初ファイナリスト 日本短距離陣は追いつけるか

男子100㍍でアジア勢初のファイナリストになった蘇(AP)

 男子100メートル決勝が行われた23日夜、優勝したウサイン・ボルト(ジャマイカ)と同様に大歓声を浴びた男がいた。地元中国の蘇炳添(25)。この種目のアジア勢として世界選手権で初めて決勝進出。決勝は10秒06で最下位に終わったものの、「すばらしい経験ができた」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

 蘇は準決勝1組でボルトの隣のレーンを走り、自身2度目の9秒台となる9秒99をマーク。組4着だったものの、各組3位以下の上位に入り、決勝に滑り込んだ。電光掲示板にファイナリストの名前が表示されると大歓声に包まれ、「ボルトと一緒に走って、すごく興奮した。最高のパフォーマンスができた」と誇らしげに話した。

 蘇は173センチ、66キロと世界レベルで戦う短距離選手としては小柄な体格ながら、5月に米国で行われたダイヤモンドリーグで9秒99をマーク、アジア出身者として初めて9秒台に突入し、歴史に名を刻んだ。今回はそれに続く快挙達成となる。

 一方の日本は2年前の4月に桐生祥秀(当時、京都・洛南高)が10秒01をマークしたが、その後はなかなか「10秒の壁」を超えられずにいる。昨秋のアジア大会(韓国・仁川)の400メートルリレーでは中国に金メダルを奪われ、世界選手権の100メートルでも日本は2大会連続で準決勝に進出できていない。アジア勢として初のファイナリストとなった蘇の背中を追いかけることができるか-。日本も負けてはいられない。(丸山和郎)

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