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【暮らしのハテナ】子供の身長を伸ばしたい 「寝る子は育つ」睡眠不足解消を

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【暮らしのハテナ】
子供の身長を伸ばしたい 「寝る子は育つ」睡眠不足解消を

 ただ、中にはサプリメントが必要な子供もいる。梅垣所長は「食生活や成長に不安があるなら、医療関係者に必要なものを助言してもらうとよいでしょう」。子供は代謝能力が未発達なため注意が必要で、不足していない栄養素をサプリメントで大量に取れば過剰摂取による健康被害にもつながると警告している。

平均身長が減少

 子供の身長を伸ばすために必要なのは、栄養だけではないだろう。低身長治療専門医院「ぬかたクリニック」(神戸市)を訪ねた。

 額田成(おさむ)院長(59)によると、遺伝以外の要素で大切なのは睡眠、栄養、運動の3つ(成長三角形)。「『寝る子は育つ』というのは本当で、身長を伸ばす成長ホルモンは寝ている間に分泌される。ところが日本の子供は各年代で平均1時間以上の睡眠不足なのです」。文部科学省の学校保健統計調査で11歳の子供の平均身長を10年ごとにみていくと、戦後右肩上がりに伸びていたが、25年までの10年間に初めて減少に転じた。最大の原因は睡眠時間の減少とみられるという。

 栄養については妊婦の栄養不足による低体重児の増加が平均身長の減少につながっているとして、「母親が妊娠前からやせすぎないことが重要」と指摘。運動は食欲を増進させて熟睡をもたらし、骨に刺激を与えるために必要だが、やり過ぎは禁物だという。

 そしてもう1つ、額田院長が重視するのが「親の愛」。両親の不仲や虐待などで子供のストレスが強くなると成長ホルモンを阻害するホルモン「コルチゾール」が分泌され、身長の伸びが悪くなるのだ。

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