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高浜3号で使用前検査がスタート 再稼働前の最終手続き 運転差し止め仮処分決定の行方がカギ

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高浜3号で使用前検査がスタート 再稼働前の最終手続き 運転差し止め仮処分決定の行方がカギ

 原子力規制委員会は17日、関西電力高浜原発3号機(福井県)について、再稼働の最終手続きとなる使用前検査を始めた。検査は原子炉起動までに3カ月かかり、営業運転までにさらに1~2カ月かかる見込み。関電は11月の再稼働を目指しているが、高浜は福井地裁の仮処分決定で運転停止を命じられており、決定が覆らない限り再稼働できない。

 使用前検査は、新設された重大事故対策のための設備や機器の性能などを重点的に現場で確認する。この日は、原子力規制庁の検査官が、検査方法が適切かどうか書類を見ながら確認する作業を予定している。使用前検査を実施するのは、九州電力川(せん)内(だい)原発1号機(鹿児島県)に続いて2カ所目。

 検査の工程上、原子炉を起動させる必要があるが、仮処分決定に抵触する可能性があるため、検査は炉心に燃料を挿入する燃料装荷までにとどまる。原子炉を起動せず、制御棒の引き抜き検査も実際上は可能だ。

 福井地裁の決定を覆すための異議審は、9~11月に3回の審尋を予定。10月に審尋が終わる可能性も残っており、決定が速やかに出れば、11月に再稼働できる。

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