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【ビジネスの裏側】タカラジェンヌには池乃めだか…大阪地銀戦争のコテコテPR 定期の景品に泉州水ナスいかが

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【ビジネスの裏側】
タカラジェンヌには池乃めだか…大阪地銀戦争のコテコテPR 定期の景品に泉州水ナスいかが

定期預金キャンペーンで、1日店長としてファンにサインする池乃めだかさん=大阪市中央区の関西アーバン銀行 定期預金キャンペーンで、1日店長としてファンにサインする池乃めだかさん=大阪市中央区の関西アーバン銀行

 泉州水ナス、お笑い、人情話-。大阪を地盤とする地方銀行が、大阪色を前面に出したコテコテPR合戦に火花を散らしている。もともと大阪はモノづくり産業が盛んなうえ、人口が多い恵まれたマーケット。それだけに隣接府県の銀行が出店攻勢を強める激戦区となっている。ご当地銀行の相次ぐアピールの背景には消耗戦を招く金利競争を脱し、個性で大阪人の心をつかみたい思惑も透けてみえる。(石川有紀)

 大阪の味がもれなく

 「大阪・梅田に本店を置く最大の“地元銀行”として認知されてきた」。こう胸を張るのは、池田泉州銀行の藤田博久頭取だ。

 もともと同行は、大阪北部の池田市を発祥の地とする池田銀行と、南部の岸和田市を拠点としていた泉州銀行が5年前に合併して誕生した。その南北の中間点に位置する梅田に本店を置いたが、大阪市中心部は大手銀行や信金がひしめく激戦区でシェアを伸ばすのは容易ではない。そこで池田泉州銀は「大阪の味」を活用する作戦に出た。

 新たに預け入れると泉州地域の特産品「水ナス」が送られてくる特典付き定期預金を24年に発売。すると地盤の大阪、兵庫だけでなくインターネットバンキングで全国からも預金が集まり、24年と26年の2回で総額184億円が集まる人気商品となった。さらに毎年6月には「水ナス」が抽選で当たる「ぼーなす」プレゼントも好評といい、水ナス生産者の売り上げは1500万円に上り、銀行にも地元にも「おいしい」預金となったようだ。

 お笑いを味方に

 「われわれは庶民派の銀行。宝塚(歌劇団)のイメージではなく、『笑い』の力をお借りして親しみを感じていただきたい」

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