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【芸能プレミアム】音楽と再び向き合う喜び 俳優、京本政樹

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【芸能プレミアム】
音楽と再び向き合う喜び 俳優、京本政樹

京本政樹

 リラックスした表情でインタビューにこたえる。切れ長の目が視線を移すたび、伸びた足を組み替えるたび、“男の色香”が匂い立つ。

 テレビドラマ「必殺仕事人」シリーズのはまり役「組紐屋の竜」など、細面の美しい顔立ちとキレのある殺陣で時代劇には欠かせない存在。現代劇でも、ニヒルな雰囲気が作品に奥行きをもたらしている。

 昨年は芸能活動35周年を迎えたが、実は音楽活動30周年の節目でもあった。「もともとはシンガー・ソングライター志望で芸能界に入ったんです」と強調する。

 今年、9年ぶりのシングル「Doubt~ダウト~」を発表した。

 ロックなサウンドの表題作と、しっとりとしたバラードの「はつ雪」、歌謡曲の王道のような響きの「トーキョー・ブルー」を収録した。全く趣の異なる3曲。「せっかくシングルを出すのなら、幅広い世代、ファンの感性に合うものを作りたかった」

 高校時代からバンドを組みコンテストなどにも参加。卒業後は生まれ育った大阪から上京し、事務所に所属しながらデビュー準備のために、曲作りに励む。スタジオに入り浸る日々を過ごしていたが、半年以上、レコードデビューの話は進まなかった。

 そんな中、「役者にならないか」と声をかけられデビューにつながった。「当時は森田健作さんら歌う青春スターも多かったので、自分もそのうち歌うチャンスがあるかも」と音楽活動の入り口程度に考えていたが、テレビドラマ「銭形平次」への出演をきっかけに主演の大川橋蔵にかわいがられ、時代劇にのめり込んだ。

 音楽でのデビューは俳優デビューに遅れること5年。ちょうど、「必殺仕事人」への出演で人気に火がつき、シンガー・ソングライターとしても多くのファンを獲得した。「必殺仕事人V・激闘編」では主題歌「女は海」を提供したり、劇中音楽も任されるようにもなった。

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