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阪高の大和川線、開通3年遅れ トンネル工事難航、大阪府が50億円を追加負担

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阪高の大和川線、開通3年遅れ トンネル工事難航、大阪府が50億円を追加負担

 大阪府発注の阪神高速大和川線のトンネル工事が地下水の影響で難航し、全線開通の予定が3年遅れの平成31年度にずれ込む見通しになったことが6日、府への取材で分かった。新たな工事費として約50億円の追加負担が必要で、府は9月定例議会に関連の補正予算案を提出する。

 工事が難航しているのは堺市北区と大阪府松原市にまたがる「常磐(ときわ)東開削トンネル」(約200メートル)。この工事では以前も設計の不備で約41億円の追加負担が生じており、当初約75億円の予定だった総工費は、最終的に約166億円に膨らむ見通しとなった。

 府によると、開削のために設置したコンクリート製立て坑が地下水圧で傾く恐れが判明。地下水を抜いたところ、約800メートル離れた地点で約1・5メートルの地盤沈下が確認された。そのため、地中に凍結管を通して地下水を凍らせる工法を採用するなど新たな対応が必要になったという。

 20年11月にスタートした工事では、24年4月にも設計の不備が判明。府は設計業者に約7億5千万円の損害賠償を求め、大阪地裁に訴訟を起こしている。

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