産経WEST

【衝撃事件の核心】怪しい中国人の「馬蹄金詐欺」 古代金貨、仏像の金塊は真っ赤なウソ 富裕層の在日「同胞」がターゲット

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
怪しい中国人の「馬蹄金詐欺」 古代金貨、仏像の金塊は真っ赤なウソ 富裕層の在日「同胞」がターゲット

中国人の男2人が「本物の金塊」として買い取らせようとした、仏像や古銭に見せかけた金属塊=6月17日、大阪府警浪速署

 女性社長は欠片を預かり、後日鑑定に出したところ、「純度91・67%の22金」との結果になった。1グラム約4千円相当の価値がある代物。約10キロの古銭や仏像がすべて本物の金ならば、4千万円をくだらないことになる。

 「あと1週間で本国(中国)に帰らなければならない。(本来は)数千万円相当になると思うが、自分たちでは処分できないので1800万円でどうだ」

 被告らはこう言って女性社長に買い取りを頼み込んできた。

1800万円が500万円に値下げ

 このもうけ話には、幾重にも巧妙な仕掛けが施されていた。

 鑑定をさせた欠片は、品物から削り取った風を装ったが、もともと仕込んでいた本物の金だった。手に持った重さでバレないようにと、金塊と称するものは、金属の配合を調整して比重を金に近いものにしていた。偽装工作として、「金塊が見つかったつぼに一緒に入っていた」と言って「中国人の残した遺言状」とされるものを見せたりもしていた。

 にもかかわらず、被告らは受け渡しの現場で現行犯逮捕された。なぜばれてしまったのか-。

 仏像や古銭がすべて本物の金かどうか信用できなかった女性社長は、いったん買い取りを保留。それに対し、早く売ってしまいたいという気持ちがはやったのか、被告らは自ら言い値を下げて「900万円でもいいから買い取ってほしい」と要求した。

 その後も交渉が続けられ、結局、買い取り額は当初の4分の1近い500万円まで値が下がった。しかし、このことが逆に女性社長に不信感を持たせることにつながってしまった。本物ならばこんなにディスカウントされるはずがない-というわけだ。

このニュースの写真

  • 怪しい中国人の「馬蹄金詐欺」 古代金貨、仏像の金塊は真っ赤なウソ 富裕層の在日「同胞」がターゲット
  • 怪しい中国人の「馬蹄金詐欺」 古代金貨、仏像の金塊は真っ赤なウソ 富裕層の在日「同胞」がターゲット

関連トピックス

「産経WEST」のランキング