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奈良・高取町で最大級の大壁建物跡出土 檜隈氏の関連有力者住居か

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奈良・高取町で最大級の大壁建物跡出土 檜隈氏の関連有力者住居か

森ヲチヲサ遺跡で見つかった大壁建物跡。円形の柱穴が並ぶ溝の部分が外壁跡=30日、奈良県高取町

 渡来人の住居とされる方形状の大壁(おおかべ)建物跡(5世紀後半)が、奈良県高取町の森ヲチヲサ遺跡で見つかり30日、町教委が発表した。一辺は約13・5メートル。大壁建物跡は全国で約120棟分確認されているが、その中でも最大級の大きさという。

 大壁建物は方形状に溝を掘った中に多くの柱を立て、その上から土などを塗り固めて壁を作り建築した住居。竪穴住居とは構造が異なり、大陸から来た渡来人の住まいと考えられている。

 今回見つかった建物跡は一辺約13・5メートル。幅約50センチの溝の中からは、75個の柱穴が確認された。また、建物の外から内部に伸びる煙道(えんどう)跡とみられる遺構も出土。建物の外のたき口で火をたいて、煙道に温かい空気を送り込み、それによって室内を暖める「オンドル」を利用していたとみられる。

 大壁建物跡は県内や滋賀県を中心に出土。これまでに約120棟分確認され、高取町ではオンドルを持つ建物跡を含む約40棟分の大壁建物跡が見つかっている。うち、最大のものは約15メートル四方で、今回出土した遺構はそれに匹敵する大きさという。

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