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【衝撃事件の核心】5億円ネコババ弁護士の〝裏の顔〟 脳障害少女の家族も食い物に はぎ取られた「弱者の味方」の仮面

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【衝撃事件の核心】
5億円ネコババ弁護士の〝裏の顔〟 脳障害少女の家族も食い物に はぎ取られた「弱者の味方」の仮面

弁護士による多額着服・詐取事件の構図。大阪弁護士会(左上)所属の弁護士、久保田昇被告による犯行は平成21年春から今春まで実に6年にも及んだ。大阪地検特捜部が弁護士事務所を家宅捜索(下)、強制捜査に乗り出したことで「弱者の味方」の仮面がはぎ取られた

 最高裁によると、弁護士や司法書士ら専門職による着服などの不正は、調査を始めた22年6月から26年末までの4年半で、全国で少なくとも62件、約11億2000万円に上った。

判決文偽造の不祥事も

 大阪弁護士会をめぐっては、久保田被告の逮捕に続き、別の会員の弁護士も裁判所の判決文や決定書を偽造していた疑いが浮上し、大阪地検が本格捜査に乗り出している。

 相次ぐ不祥事に、同弁護士会の山本健司副会長は「大変残念だ。依頼した弁護士に不審を抱いた場合には、弁護士会に相談してほしい」と呼びかける。

 久保田被告に示談金を横領された少女一家は、交通事故から9年を経た今春、地検の捜査が入るまで弁護士の不正を疑ったことは一切なかった。もっとも、弁護士の不正を監視すべき立場の弁護士会でも、被告の不正情報はつかめていなかったという。

 拡大する一方の「弁護士不信」を解消する有効な手立てはないのか。「『弁護士自治』の原則があり、相当程度の不正を確認できなければ、積極的に介入することはできない」。弁護士会の関係者はこう嘆くのだが…。

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