産経WEST

【関西の議論】温泉にタトゥーは是か非か 入れ墨暴力団は「入浴お断り」…でも文化・風俗異なる外国人は?

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
温泉にタトゥーは是か非か 入れ墨暴力団は「入浴お断り」…でも文化・風俗異なる外国人は?

日本を訪れる外国人が増え続け、国際化が進む温泉。これまで暴力団の入れ墨に対する「入浴お断り」は一般的に行われてきたが、ファッション感覚でタトゥーを入れた外国人の入浴も拒否するのか否か。インターネット上では賛否両論が渦巻く中、関係者も模索している

 裸の付き合いが醍醐(だいご)味の温泉はどこまで国際化を進める必要があるのか。日本を訪れる外国人観光客が増え続ける中、温泉施設関係者たちはタトゥー(入れ墨、刺青)への対応という新たな課題に直面している。これまで暴力団関係者を想起させる入れ墨を入れた来場者の入浴を断ってきた温泉施設に、タトゥーを入れた外国人が続々と足を運ぶようになった。外国では、ファッション感覚のほかに、伝統文化としてタトゥーを入れていることもあり、入浴拒否が外国人の失望を招いたり、トラブルに発展したりするケースがある。平成32(2020)年に東京五輪を控え、外国人観光客誘致を強化していく中、観光庁も実態調査に乗り出した。「異文化」とどう向き合えばいいのか。関係者の模索は続きそうだ。

有馬温泉のホテル「入浴お断り」

 日本三古湯の一つとされ、外国人観光客の間でも知名度が高い神戸市北区の有馬温泉。金泉と銀泉の蒸気を使った「黄金の蒸し風呂」など26種類の風呂、岩盤浴を提供する「太閤の湯」には平成26年度、記録に残る団体予約だけで約2万5千人の外国人が足を運んだ。

 「タトゥーが入った人が入浴している場合はスタッフが注意し、ご退場いただく」。同施設を運営する「有馬ビューホテル」の広報担当者はこう説明する。

 以前に日本人客を想定して示された有馬温泉旅館協同組合の方針に従い、タトゥーを含む入れ墨が入った人の入浴を断っている。施設内で英語、中国語、韓国語で告知し、団体客には事前に旅行代理店を通じて注意喚起をしている。

 外国人も日本の事情を把握しているようで、入浴中に退場を求めても「納得し、自ら退場してもらっています」(広報担当者)。

このニュースの写真

  • 温泉にタトゥーは是か非か 入れ墨暴力団は「入浴お断り」…でも文化・風俗異なる外国人は?
  • 温泉にタトゥーは是か非か 入れ墨暴力団は「入浴お断り」…でも文化・風俗異なる外国人は?

「産経WEST」のランキング