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南部陽一郎さん死去 「破れ」理論でノーベル物理学賞受賞

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南部陽一郎さん死去 「破れ」理論でノーベル物理学賞受賞

大阪市立大から「特別栄誉教授」の称号を授与され、講演する南部陽一郎さん=平成23年6月20日、大阪市住吉区(鳥越瑞絵撮影)

 2008(平成20)年にノーベル物理学賞を受賞した物理学者で、米シカゴ大名誉教授、大阪大学特別栄誉教授の南部陽一郎さんが7月5日、急性心筋梗塞のため死去した。94歳。葬儀・告別式は近親者で行った。お別れ会などの開催は未定。南部さんが名誉市民となっている大阪府豊中市が発表した。

 「対称性の自発的破れ」と呼ばれる理論を提唱し、物質を構成する素粒子が宇宙の進化過程で質量を獲得した仕組みを明らかにした。現在の物理学の基礎となっている「標準理論」の大本となった概念で、ヒッグス粒子探しや宇宙論など、多くの先端研究を支えている。

 南部氏は1978(昭和53)年に文化勲章、1994年にウルフ賞などを受賞。さらに2008年には益川敏英氏、小林誠氏とともにノーベル物理学賞を受賞した。

 13年に「ヒッグス粒子」とよばれる素粒子を提唱し、ノーベル物理学賞を受賞したピーター・ヒッグス博士の先駆的な論文を見いだしたことでも知られる。

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