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【浪速風】「説明不足」でも「時期尚早」でもない(7月15日)

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【浪速風】
「説明不足」でも「時期尚早」でもない(7月15日)

衆院平和安全法制特別委員会で、コピーを手に質問する民主党の辻元清美氏=15日午前、国会・衆院第1委員室(斎藤良雄撮影)

 昨年7月15日付の小欄は国際政治学者の高坂正堯さんの言葉を借りた。「安全保障は軍事力だけの問題ではないという非の打ちどころのない発言のみがなされ、それがときとして軍事力の問題でもあるということを説く声はあまりにも小さい」。当時、集団的自衛権容認の閣議決定に対して「戦争できる国に」の声が上がった。

 ▼デジャビュ(既視感)がある。安全保障関連法案をめぐって、とくに民主党は揚げ足取りの質問に終始し、憲法学者の「違憲」という指摘を鬼の首を取ったように前面に押し立てた。一部マスコミも「戦争法案」と煽(あお)る。「説明不足」というが、聞く耳を持たないのでは議論にならない。

 ▼公聴会で高坂さんのご高説を拝聴したかったが、残念ながら平成8年に亡くなった。冒頭の言葉は湾岸戦争で日本が「金は出すが人は出さない」と国際社会から非難された際の発言である。この1年、いや20年以上も堂々巡りだった。採決は「時期尚早」ではない。

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