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【プロフェッショナル~専門学校から】「地域から子宮頸がんを撲滅したい」…スライドガラスと顕微鏡で判定する細胞 臨床検査技師・高橋美恵さん(下)

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【プロフェッショナル~専門学校から】
「地域から子宮頸がんを撲滅したい」…スライドガラスと顕微鏡で判定する細胞 臨床検査技師・高橋美恵さん(下)

「地域から子宮頸がんを撲滅したい」と話す高橋美恵さん=大阪府吹田市の「阪大微生物病研究会」

 阪大微生物病研究会(大阪府吹田市、阪大微研)の病理検査室に勤務する高橋美恵さんは、検診などで採取した細胞が悪性かどうか判定する細胞検査士の資格を持つ臨床検査技師。もともと“リケジョ”(理系女子)学生で、高校の頃はバイオテクノロジー(生物工学)の道に進もうと決めていた。

 「大学受験に失敗しました。でも、それで『これからは資格や!』って思ったんです」。心機一転、以前から関心のあった臨床検査技師を目指し、「大阪医療技術学園専門学校」(大阪市北区)の臨床検査技師科に進学した。ここでは、専門科目に入る前の化学などの基礎科目の授業や実習が充実していた。もともと化学の分野に興味を持っていたこともあり、「自分に合っていました」と振り返る。

 最終学年の3年生になると病院実習が始まった。大阪市内の病院に月曜から金曜日まで通い、土曜日は学校。そんな日が4月から9月まで続いた。病院では血液や尿などの検査室を回ったり、患者さんの許可を得て実際に心電図をとったり…。他校の学生と一緒に同じメニューをこなしたのだが、「聞いてみると、うちは学校内でみっちり実習しているようでした。だから病院でも、ちょっと余裕がありました」と笑う。

 専門学校で学んだ濃密な3年間。「検査技師の実務に直結する学科だけでなく、幅広く学ぶことができたことが今に生きていると思います」と語る。

 平成2年に新卒で入った阪大微研では、がん細胞の有無を調べる「病理検査室」に配属された。経験を重ね、3年目のときに細胞検査士の認定試験に合格。今も同じ部署で、がん医療を支える。

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