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【衝撃事件の核心】「ケリーバッグは全色持ってんねん」…社長を自殺に追い込んだ女の「欲」 横領「6億円以上」の豪遊ライフ 

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【衝撃事件の核心】
「ケリーバッグは全色持ってんねん」…社長を自殺に追い込んだ女の「欲」 横領「6億円以上」の豪遊ライフ 

 1人の女の「欲」が、ある運送会社を破滅寸前に追い込んだ。兵庫県伊丹市の運送会社から約1千万円を横領したとして6月、元経理部長の女が兵庫県警に逮捕された。女はブランド物に身を包み、通勤にはタクシーを利用。北海道に別荘まで建設し、社内で羽振りの良さを吹聴していた。会社側は「着服額は6億円に上る」と訴える。女が豪遊ライフに明け暮れていた裏側では、会社の金が着服されていることも知らず、経営悪化のため金策に奔走した社長(当時)が、資金繰りを苦に47歳で自らの命を絶つという悲劇も起きた。跡を継いだ弟で現在の社長(50)は「兄を追い込んだ女を絶対に許さない」と怒りに震える。

手書きの〝裏帳簿〟

 兵庫県警は6月8日、業務上横領容疑で北海道ニセコ町の無職の女(66)を逮捕。同29日に神戸地検伊丹支部が同罪で起訴した。

 起訴状によると、伊丹市の運送会社の経理部長だった平成24年8月~25年1月、同社の資金計1425万円を3回にわたって、自身の口座に入金したとしている。

 さらに県警は7月1日、約1500万円を横領したとして女を同容疑で再逮捕した。

 手口は単純だった。社員の給与を実際より水増しして会社に請求し、その差額を着服していた。ほかにも、取引先への架空発注などを繰り返していたとみられる。

 女は約17年間、1人で経理を担当。捜査関係者によると、着服した総額は3億円以上にのぼるとみる。しかし、社長は「着服は約10年にわたって続いていた。6億円にはなるのではないか」と話す。

 社長によると、会社は昭和37年に社長の父が創業。荷物の運送や倉庫作業を請け負い、バブル崩壊の荒波を受けながらも、商売を続けてきた。

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