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【経済裏読み】フジ、吉本…世界制覇へ日本も攻略 進撃する動画配信の巨人、ネットフリックスの野望

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【経済裏読み】
フジ、吉本…世界制覇へ日本も攻略 進撃する動画配信の巨人、ネットフリックスの野望

記者会見するフジテレビの大多亮常務取締役(左)とネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長=17日、東京都港区 記者会見するフジテレビの大多亮常務取締役(左)とネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長=17日、東京都港区

 インターネット動画配信で世界最大手の米ネットフリックスが、ついに日本に“上陸”する。フジテレビや、お笑いの雄である吉本興業との提携を模索するなど、さっそく話題を振りまいている。世界50カ国で6200万人もの会員を抱え、動画配信の「黒船」とも呼ばれるネットフリックスだが、ここまで成長するには、型破りな創業者自身を含む紆余曲折もあった。ネット業界でも一際注目を集めるネットフリックスとは何か。その姿に迫った。

 2年で“世界制覇”

 「今後2年間で、サービスを提供する国を現在の50カ国から200カ国まで拡大する」

 今年1月。ネットフリックスは投資家向け書簡の中で、“世界制覇”を実現してみせると宣言した。

 そのカギを握るのが、最重要市場の1つと位置付けるアジア、とくにまだ未開拓の日本の攻略だ。

 日本展開の第一弾として、ネットフリックスは6月17日、フジテレビと提携し、今秋からオリジナル番組の提供を始めると発表した。若者の人気を集めた番組「テラスハウス」の新シリーズなどを提供。月額料金制で配信する。ネットフリックスが番組の優先配信権を買い取り、著作権を持つフジは一定期間後に自社の配信サービスや地上波などでも番組を流す。

 ネットフリックスのグレッグ・ピーターズ社長は記者会見で、「フジはすばらしいコンテンツクリエイター。未来におけるビジョン、チャレンジャー精神に感銘し一緒に組もうと決めた。若い層がインターネットテレビで楽しんでくれるだろう」と期待した。

 またネットフリックスは、吉本興業(大阪市)と番組制作協力で交渉しているとも伝えられた。吉本がネットフリックス向けにバラエティーお笑い番組などを制作し、ネットフリックスは日本の若者に人気のあるお笑いコンテンツを充実して、会員獲得につなげる狙いがあるとみられる。

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