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追い込み漁イルカの入手禁止問題 水族館では20年後に4分の1まで激減 JAZA試算

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追い込み漁イルカの入手禁止問題 水族館では20年後に4分の1まで激減 JAZA試算

 日本動物園水族館協会(JAZA、東京)が和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの入手を禁止した問題で、野生のイルカを購入せずに各水族館での繁殖のみに切り替えた場合、今後20年間で飼育頭数が4分の1以下に急減するとの試算をJAZAがまとめていたことが9日、関係者への取材で分かった。人気のバンドウイルカで計算したところ、昨年時点での291頭が69頭に減少するとの結果が出たという。

 JAZAは今年度中に繁殖計画を策定するとしているが、繁殖技術を向上させないと、将来的にはごく限られた水族館でしかイルカを見られなくなる可能性がある。

 イルカの寿命は30~40年と長く、ただちに飼育頭数が激減することはない。ただ、設備が不足している施設からは「追い込み漁のイルカを買わないと、いずれ立ち行かなくなる」との声が上がっており、JAZAとは別の新組織を立ち上げる動きも出ている。

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