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「絶歌」は20禁扱い…滋賀県立図書館

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「絶歌」は20禁扱い…滋賀県立図書館

 神戸市須磨区の連続児童殺傷事件の加害男性が刊行した手記「絶歌」をめぐり、滋賀県立図書館(大津市)が1冊を購入し、成人に限定して貸し出しを認めていることが7日、分かった。県議会本会議で、河原恵教育長が明らかにした。

 県教委生涯学習課によると、同館は利用者からのリクエストを受け、先月18日に「絶歌」を1冊購入。当初は制限を設けず貸し出していたが、館内会議などを経て同24日から成人に限定して貸し出すことにした。今月6日までに、48人から貸し出し予約の申し込みがあったという。

 これについて、河原教育長は本会議での質問に対し、「社会的に関心が高いテーマであること、利用者からのリクエストがあったことなどから、図書館で収集、保存すべき書籍と判断した」と説明した。

 また、三日月大造知事は「絶歌」について「私も子供を持つ父親であり、もし当事者であったらと考えた時、このような本が出版されることは耐えがたい」と批判。一方で、貸し出しに関しては「『表現の自由』を踏まえた県立図書館の果たす役割と、子供たちを取り巻く状況など『公共の福祉』を踏まえて考慮した上での判断だ」と述べ、支持する考えを示した。

 「絶歌」をめぐっては、日本図書館協会が外部からの干渉によって書籍購入についての判断を左右されることがないよう全国の図書館に呼びかけている。自治体によって対応は分かれ、事件の地元・神戸市などの公立図書館では購入しない方針を示している。

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