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中国スイカに続々と超怪奇現象 白い泡、中毒症状、そして爆発 原因はやはり…

このスイカ畑がある村では10の生産業者だけが使用していたといい、最終的には、収穫の3分の2以上に相当の46・7ヘクタールのスイカが爆発したのだという。
もちろん、爆発をめぐっては、豪雨が原因などとの報道もあるようだが、証言者の話からすると、成長調整剤の使い方を誤った可能性を否定できない。
ウォールストリート・ジャーナルによると、中国国営中央テレビ(CCTV)のリポートとしてホルクロルフェニュロン散布についてこう説明している。
「農家の人たちが生産高を2倍にし、より多くの金銭を得たいと望んでいた」
農薬の使用規制無視は当たり前
中国では農産物から基準値を上回る残留農薬や重金属などが検出されるケースが相次いでいる。
例えば、2008年には有害物質メラミンが混入した粉ミルク事件が起き、30万人の乳児が中毒症状となり、乳児6人が死亡した。最近では、日本マクドナルドが昨年、調達先の上海の食肉加工会社が期限切れの肉を使っていたため、チキンマックナゲットなどを販売中止にしている。
いずれも背景にあるのは、ウォールストリート・ジャーナルの記事にある通り、「利益最優先」であり、そのための「食の安全度外視」という体質だ。しかも犠牲者が出る前に当局側が取り締まることは少ない。