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「憲法前文は名文でっか?」「迷う文と書いて迷文や。日本人の精神が伝わってけえへん」 桂福若さん、創作落語で憲法改正「考えるきっかけに」

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「憲法前文は名文でっか?」「迷う文と書いて迷文や。日本人の精神が伝わってけえへん」 桂福若さん、創作落語で憲法改正「考えるきっかけに」

創作落語「憲法改正落語」の上演を続ける落語家の桂福若さん=6月15日午後、大阪市浪速区(中村雅和撮影)

 日本国憲法をネタにした異例の「憲法改正落語」に取り組んでいる落語家がいる。上方落語の名人、四代目桂福團治(ふくだんじ)さんの長男、福若さん(46)。憲法の前文を「中身のないきれい事」と指摘し、日本の国柄にふさわしい憲法を、と軽妙な語り口で訴える。高座では“タブー”に等しい話題。「政治に口を出すな」という批判にも、「祖国を愛する者として当然の主張だ」と意に介さない。自称「落語界の風雲児」の挑戦は続く。(中村雅和)

「きれい事だらけ」

 「ご隠居はん、娘が学校で憲法の前文は名文と習っとるみたいですが、ホンマでっか?」

 「これは迷う文と書いて迷文や。前文は上辺だけで中身のないきれい事だらけの文章や。日本人としての精神が全く伝わってけえへん」

 憲法改正落語は、主人公と改憲論者の「ご隠居」の掛け合いを通して、福若さんの憲法観を披露していくスタイルだ。

 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した-。この憲法前文をご隠居がばっさりと切り捨てていく。

 「日本の顔をしてへん。日本の周辺諸国を見渡して、平和を愛する諸国民などどこにおる」「戦争反対を唱えるだけじゃなく、強い軍事力で国を守って初めて平和が訪れる」

“自虐教育”に反発

 大阪市住吉区で生まれ、子供のころから歴史小説を愛読。歴史好きに拍車がかかったのは、中学生のときに歴史の授業で紹介された旧日本軍の乃木希典(まれすけ)陸軍大将のエピソードだ。

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