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【衝撃事件の核心】【動画】7秒間「青青」…衝突事故招いた〝魔の交差点〟 「交通規制相当でない」仰天無罪判決の中身 

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【衝撃事件の核心】
【動画】7秒間「青青」…衝突事故招いた〝魔の交差点〟 「交通規制相当でない」仰天無罪判決の中身 

「青青事故」が起きた現場の交差点。交差する2つの信号機が7秒間、いずれも通行可の青色を示していた=6月19日、神戸市東灘区

 起訴された男性の公判は昨年12月から計7回開かれた。検察側は公判で「仮に対向信号が青だったとしても、男性が右折直前に進行方向を見て安全を確認する義務があった」と主張。相手の軽自動車の男性のけがが、約260日以上の加療を要する重傷だったことなども考慮し、男性の過失を指摘した。

 しかし6月10日、神戸地裁が下した判決は検察側の想定を超えたものだった。平島正道裁判長は「双方の走行を同時に可能とする交通規制が相当でないことは明らか。被告の刑事責任を問うことはできない」と判断。男性の無罪とともに、信号周期設定に不備があったことにも言及し、県警に改善を求めた。

 判決後、ある検察幹部は「交差点の信号はあくまで、交差点内への侵入を規制するもの。中に入るとある種の『無法地帯』で、安全確認の注意義務はどのドライバーにもある」との見方を示したが、地検は控訴を断念した。男性が注意義務を怠ったことを立証するには証拠が不十分で、無罪判決を覆すのは困難と判断したとみられる。

 「そもそも刑事責任があるとして起訴する案件だったのか疑問に感じる。無罪は当然のことだ」。男性の弁護士はこう話した。

「早く直して」

 事故現場を訪ねた。

 交差点の周辺には工場が建ち並ぶため、交差点内は絶えずトラックなど車両が行き交う。しばらく待っていると、双方の信号が青を示した。「1、2、3…」。時計の秒針に合わせて数えると、確かに7秒間。その間、左折可の信号に促されるように、数台の車が通りすぎ、鋭角に右折する車とすれ違った。

 被告だった男性が乗っていた大型トラックと同じように、実際に車を運転し、同じ進路をとってみる。

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