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関電が千葉の火発を購入、ヤマダ電機に電力供給

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関電が千葉の火発を購入、ヤマダ電機に電力供給

 関西電力が、関東エリアで電力を販売するため、電源開発(Jパワー)と三井造船が保有していた千葉県の火力発電所を購入したことが27日、分かった。関電が首都圏で発電所を持つのは初めて。関電は家電量販最大手、ヤマダ電機の首都圏の店舗に電力供給も開始。電力小売り全面自由化を控え、国内最大市場の首都圏の攻略を加速する。

 関電子会社の関電エネルギーソリューション(Kenes=ケネス、大阪市)が、Jパワーと三井造船の合弁発電会社だった「市原パワー」(千葉県市原市)の全株式を取得して、完全子会社化。同社が運営する液化天然ガス(LNG)を燃料とした火力発電所(出力11万キロワット)が発電する電力を自社電源として供給できるようにした。投資額は数十億円規模とみられる。

 市原パワーの火力発電所は、天然ガスと蒸気のタービンを組み合わせて発電する発電効率の高い「コンバインドサイクル」と呼ばれる設備。三井造船千葉事業所(同市)の敷地内で平成15年3月に着工し、16年10月から稼働している。

 首都圏の電力販売をめぐっては、ケネスが関東で火力発電所を建設する方針だが、稼働までにはかなりの時間がかかる見込みだ。

 一方で、大手電力が従来の供給エリア外で大口顧客に電力を供給する「越境販売」がすでに激化。ケネスは2月から、ヤマダ電機の首都圏4店舗に電力販売を始めた。もともと4店舗は東京電力から購入していたが、ケネスが東電より安い電気料金を提示したため乗り換えたとみられる。

 28年4月には家庭の利用者が自由に契約先の電力会社を選べる電力小売り全面自由化が始まる。関電は首都圏で新規発電所の建設とともに、すぐ活用できる自前の発電所を調達することで、態勢を整える。

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