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【関西の議論】「どないなっとんねん」罵声飛ぶプレミアム商品券販売 転売目的も混乱に拍車…国事業の欠陥あらわ

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【関西の議論】
「どないなっとんねん」罵声飛ぶプレミアム商品券販売 転売目的も混乱に拍車…国事業の欠陥あらわ

プレミアム付き商品券の発売初日に長い列をつくる購入希望者。多くの市民が購入できない事態になった=5月30日、兵庫県宝塚市栄町(宝塚市提供)

 地方創生の起爆剤として国の交付金を利用し、全国の自治体が発行する商品券や旅行券が人気を博している。額面より安く購入できるお得な「プレミアム付き金券」ばかりだからだ。地域の活性化や消費促進に向けて全国の97%の自治体が順次発行しているが、各地では混乱も起きている。兵庫県宝塚市は市民のニーズが予想以上に大きく、購入できなかった市民から多くの不満が寄せられたため、急遽(きゅうきょ)販売方法を変更した。発売後わずか4分で完売した鳥取県の旅行券は、すぐにインターネットオークションに出品されたという。専門家は「国が交付金事業を決めてから、自治体が行動するまで時間がなかったのでは」と事業の不備を指摘している。(竹内一紘)

阿鼻叫喚の現場

 「ひどいな」

 「どないなっとんねん」

 6月2日午前8時、宝塚市の阪急逆瀬川駅前で、集まった十数人の市民が市職員に詰め寄った。頭を下げる市職員。市民の怒りはなかなか収まらなかった。

 同駅では午前10時から、市のプレミアム付き商品券が先着順で1人5冊を上限に千冊発売される手はずだった。少なくとも200人は購入可能だったが、購入希望の市民が同日午前0時から並び始め、午前5時半には予定者数に達した。午前8時ごろに訪れた市民はその時点で購入できず、市の見通しの甘さに怒ったのだ。

 市は、1万円で1万2千円分の買い物ができる500円券がつづられたプレミアム付き商品券4万冊を用意。5月30日~6月7日の9日間で、先着販売するとした。

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