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宝塚市議会 性的少数者支援の条例検討めぐり紛糾 市長が発言取り消し求め…「不適切」との指摘も

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宝塚市議会 性的少数者支援の条例検討めぐり紛糾 市長が発言取り消し求め…「不適切」との指摘も

 同性カップルを結婚相当と認める条例制定を視野に、相談窓口の設置など性的少数者(LGBT)を支援する施策を検討している兵庫県宝塚市の市議会本会議が24日開かれ、市の方針に市議が意見を述べたところ、中川智子市長が発言の取り消しを求めるなど審議が紛糾した。市議会では、申し合わせで市長の反論や批判は認められておらず、専門家から「不適切」との声も上がっている。

 本会議で大河内茂太市議(自民)が市のLGBT支援方針について質問。学校での啓発について「教室という密室で、判断能力がない子供たちに啓発することは慎重にすべきだ」と意見を述べた。これに対し、中川市長は「広く勉強していただいてから議論すべきだ。『子供たちに判断能力がない』というのは取り消してほしい」と発言した。

 同市議会では、市議の発言に対し、市長が逆質問をする「反問権」は認められているが、批判や反論は認められていない。大河内市議は「市長の発言は議員への逆質問を認めた『反問権』を超えた反論だ」としている。

 元神奈川県逗子市長で龍谷大名誉教授の富野暉一郎氏(地方自治論)は「中川市長の発言は反問ではない。(大河内市議の意見は)社会的に問題はなく、発言の取り消しを求めるのは間違っている」と話している。

 また、大河内市議は質問の中で、エイズウイルス(HIV)の感染経路の7割が同性間の性的接触との新聞記事を示し、「条例ができた場合、『同性愛者が集まり、HIV感染の中心になったらどうするんだ』という議論も市民から起こる」と発言。一部市議から「不適切で取り消すべき」との意見が出され、約30分間、本会議が中断した。

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