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【関西の議論】千年の都・京都はなぜ〝赤い〟のか 共産議員割合が全国一、初の2割突破 自民もライバル視する強さとは

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【関西の議論】
千年の都・京都はなぜ〝赤い〟のか 共産議員割合が全国一、初の2割突破 自民もライバル視する強さとは

共産党の古参議員を多く輩出している立命館大の衣笠キャンパス=京都市北区

 ある政党幹部は「『京都の人にはお上の言うことに反対してナンボ』という気質がある」と分析する。ただ、皮肉まじりにこう続けた。

 「共産党は批判政党だから、選挙のときは聞こえのいい反対ばかりを言って票につなげる。だから選挙のときだけ強くなる」

 歴史上、数々の政争の舞台となった京都は、ときの権力者が次々と変わってきた土地柄でもある。戦火を繰り返す中で、したたかに生き抜いてきた京都人たちは、権力を持った片方の勢力だけに肩入れするのではなく、もう一方の勢力にも義理立てし、自衛してきたという経緯があった。

 京都人気質といえば、明治維新の後、首都が東京に移ったことに不満を持ち、反東京・反権力の気持ちを抱いた、という説を披露する人もいる。

 京都で「批判政党」に一定の支持が集まるのは、権力に従いつつも反骨、抵抗精神を抱くという気質が、現代の京都人にも色濃く息づいている、ということなのだろうか。

 京都市内で板金加工業を営む男性(46)は「地に足をつけた政策を分かりやすい言葉で話してくれる」という理由で、今回の統一選で初めて共産党の候補に一票を投じた。

 この男性によると、京都には共産党の熱心な支持者でなくても、「選択肢の中に当たり前のように共産党がある。身近な存在だ」という。「京都人のなかには、長いものに巻かれろという考えもあるが、強い者ばかり応援していても仕方がないという思いもあるのかもしれない」

弱点は〝高齢化〟

 今回の統一地方選では成果を挙げた共産党だが、実は大きな「弱点」を抱えている。党員の高齢化だ。

 いくら「京都で共産党が強い」といっても中心的な党員が高齢化する中で、その影響力は次第に低下する傾向にある、という見方も強い。

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