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「世界遺産登録へ一歩前進」「さらに盛り上がる」 日韓協力表明で地元自治体に歓迎の声

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「世界遺産登録へ一歩前進」「さらに盛り上がる」 日韓協力表明で地元自治体に歓迎の声

 日本が進める「明治日本の産業革命遺産」(8県計23施設)の世界文化遺産登録に反対してきた韓国が、21日の日韓外相会談で一転して協力する方針を示した。世界遺産委員会による審査が来月に迫る中、登録を目指す地元自治体からは「登録に向けて一歩前進した」と歓迎の声があがった。

 世界遺産登録を目指す23施設の1つで「軍艦島」として知られる端島炭坑などがある長崎市の担当者は、韓国が協力方針を示したことについて、「これで登録に向けて一歩前進した」と喜んだ。

 担当者によると、韓国の市民団体が今月初め、朝鮮半島出身者に対する慰霊祭を行うために軍艦島への上陸を試みたことで、市民から非難の電話が市役所などに多数寄せられたという。担当者は「懸念材料がなくなり、これで地元は登録に向けてさらに盛り上がるだろう」と話す。

 近代化・重工業化の主役だった官営八幡製鉄所などがある北九州市の担当者も、「いい方向に向かっているのは間違いない」と歓迎。「登録後を見越して、観光客の受け入れ態勢の整備を進めたい」と意気込む。

 一方、8県11市でつくる「九州・山口の近代化遺産群」世界遺産登録推進協議会(会長・伊藤祐一郎鹿児島県知事)の米丸剛事務局長は「今まで通り、登録が実現するように最大限努力する」と冷静に受け止めた。

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