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【関西の議論】「居場所ないので自分を始末します」勤務医が過労自殺 医療現場は〝ブラック〟? 「医師=聖職者」の呪縛

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【関西の議論】
「居場所ないので自分を始末します」勤務医が過労自殺 医療現場は〝ブラック〟? 「医師=聖職者」の呪縛

公立八鹿病院の男性医師の過労自殺をめぐる訴訟で、鳥取地裁米子支部の1審判決を受けて記者会見する男性医師の両親(手前)=平成26年5月26日、鳥取県米子市 公立八鹿病院の男性医師の過労自殺をめぐる訴訟で、鳥取地裁米子支部の1審判決を受けて記者会見する男性医師の両親(手前)=平成26年5月26日、鳥取県米子市

 全国医師ユニオンの植山代表は、勤務医の労働環境がなかなか改善しない理由の一つに、医療政策を立案する役割を果たす日本医師会の〝欠陥〟を挙げる。

 26年11月現在の日本医師会の会員数は16万5955人で、うち勤務医は7万8646人(47・4%)。だが、理事15人のうち勤務医はわずか1人にすぎない。それも26年6月にようやく勤務医枠として1人分が設けられたのだという。

 横山代表は「医師会の大勢を占める開業医にとっては、いかに地域医療を守るかが大切。病院経営者は、行政からの要請に沿って救急搬送を断らずに頑張ろうとしている」と前置きした上でこう語る。

 「過重労働の解消を願う現場の勤務医たちの声は、届きにくい」

 悲劇を繰り返させないためにも、患者の命と健康を守るためにも、勤務医の労働環境の改善は社会全体の課題としてとらえるべきではないか。

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