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【スポーツON&OFF】ジャマイカ、ケニア…陸上界はハーフの選手が花盛り

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【スポーツON&OFF】
ジャマイカ、ケニア…陸上界はハーフの選手が花盛り

関東学生対校選手権の男子100メートルで優勝したケンブリッジ飛鳥=5月15日、日産スタジアム

 日本陸上界ではこのところ、ハーフの選手の活躍がめざましい。

 男子短距離で今季目立った活躍をしているのが22歳のケンブリッジ飛鳥(日大)。ジャマイカ人の父を持つハーフだ。4月の織田記念国際(広島)の男子100メートルでは“現役最速”の桐生祥秀(東洋大)らを抑えて優勝し、5月の関東学生対校選手権(横浜)でも大学4年にして初タイトルを獲得。意気揚々と今月下旬の日本選手権(新潟)での優勝を目標に掲げている。

 2歳のときにジャマイカから日本に移り住んだ。ジャマイカといえば、世界記録保持者のウサイン・ボルトを生んだスプリンター王国。ケンブリッジも同年代の日本選手と体格を比べると、筋骨が隆々としているのがはっきりと分かる。

 昨年2月に約20年ぶりにジャマイカを訪れ、ボルトも所属する「レーサーズ・トラッククラブ」の練習に参加した。恵まれた体格をしているケンブリッジでも「周りの選手に比べると体格が全然違った」と振り返る。その経験を踏まえ、オフの肉体改造で体重が5キロ増えて78キロになった。馬力がついた今季はトップスピードでの安定感が増したことが好調の要因だ。

 179センチと決して長身とはいえないが、もともと歩幅が大きい走りが特徴で、その点でも“日本人離れ”しているといえる。100メートルの自己ベストはまだ10秒21だが、今後どこまで記録を伸ばしていけるか、成長が楽しみな選手の1人だ。

 ケンブリッジと同じく、4月の織田記念の400メートルで3位に入った18歳のウォルシュ・ジュリアン(東洋大)もジャマイカ人の父を持つハーフで、現在は桐生と同じ大学で指導を受けている伸び盛りの選手だ。ジャマイカ人がみんな俊足なわけではないが、スプリンターとしてのDNAは備わっているといえるだろう。

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