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【日本人の座標軸(48完)】「ABC以下の評定をしてはならない」骨抜きにされた勤務評定…日教組の反対闘争で教育現場混乱

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【日本人の座標軸(48完)】
「ABC以下の評定をしてはならない」骨抜きにされた勤務評定…日教組の反対闘争で教育現場混乱

一止羊大著「学校の先生が国を滅ぼす」(左)と阿比留瑠比著「民主党と日教組」

 私は38年間、兵庫県立高校や兵庫県教育委員会事務局などに勤務した。振り返ると、明るい出来事ばかりではなかった。教諭の頃、ストライキなどの闘争が絶えず、悩み苦しみ、教員を辞めようと思ったこともあった。どうしても許せないことが幾つもある。

 昭和31年、勤務評定が実施されたが、日教組を中心に約40年間、反対闘争が続いたのであった。もう一昔前のことだが、事実であるから書いても許していただけるであろう。

 私は教職に就いてから15年経って、県教委の指導主事の採用試験を受けた。学級担任ができれば何も不満はなかったのだが、組合と管理職が対立し、争いが絶えない現場がいやになっていた頃、校長の勧めで指導主事の採用試験を受けた。

 いきなり本庁の指導主事になって5年後、但馬教育事務所に転任になり、管理主事に任命された。当時、給与改定をめぐって、毎年のようにストライキが行われた。但馬の公立小・中学校では、勤務評定が完全に形骸化していた。この件で、どれほど無意味なことが行われていたかを紹介しよう。

 組合は「勤務評定で差をつけてはならない」として校長に圧力をかけていたのである。教諭の勤務評定書は、【1】勤務の状況について8項目【2】特性・能力についての12項目からなり、(1)学級経営(2)学習指導(3)生活指導(4)評価(5)研究修養(6)校務処理の6項目について、A=優秀▽B=やや優秀▽C=普通▽D=やや劣る▽E=劣る-の5段階で評価することになっていた。

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