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【衝撃事件の核心】「オシッコ跳ね過ぎ!」新型小便器に社長はキレた ビルの所有会社提訴…尿跳ね実験データも一蹴、あえなく全面敗訴

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【衝撃事件の核心】
「オシッコ跳ね過ぎ!」新型小便器に社長はキレた ビルの所有会社提訴…尿跳ね実験データも一蹴、あえなく全面敗訴

オフィスビルのトイレのリニューアルで導入された新しい小便器(中)。入居会社の社長がいつものように用を足したところ、「跳ね返りが多すぎる」。不満を募らせて自ら苦情電話をかけて別の小便器(右)に交換させたが、これも「まだ尿跳ねがある」と憤り、ついに提訴に踏み切った。その結果は2審も…

 社長は担当者に対し、尿跳ねに対する不満を訴えるだけでなく、実際に男子トイレに連れて行き、容器から水を便器に噴射して尿跳ねが「激しい」ことを訴えた。さらに「こんな便器はすべて交換するくらいのことが必要ではないか」とも主張した。

 後日、社長は再びメーカー担当者と向かい合った。ビル所有会社の系列の管理会社の担当者も同席し、メーカー担当者は「尿跳ねがまったくない商品は開発できていない」と社長に釈明。「便器のどの部分に尿が当たるかによって、跳ね方が微妙に異なる」とし、便器交換の代わりに尿跳ねを軽減するため小便器に「ターゲットマーク」を付けることを提案した。

 だが、社長は頑として便器の交換を要求。これに折れたメーカー側は同年12月下旬、自社製の縦長タイプの小便器に取り換えた。

便器交換も不満…決裂

 にもかかわらず、問題は解決しなかった。

 交換から間もない12月末、入居会社の社長室長がビル管理会社に対し、社長の意見として「前の便器に比べて尿跳ねはましになったが、まだ尿跳ねがある」として、リニューアル工事前の旧型便器に戻すしかないと訴えてきたのだ。

 旧型便器はメーカー自体が異なり、交換するなど非現実的な話。自社製とはいえ交換に応じた〝破格〟のサービスを無にされたメーカーの担当者は、社長室長と会い、「これ以上の対応はできない」と突っぱねた。これに対し、社長はなお何らかの対策をするよう要求した。

 メーカー側もめげなかった。26年2月、用を足す前に便器に水を流す「前洗浄」という方法を提案し、すぐに実施した。それでも社長は「前洗浄中は確かに尿跳ねはないが、前洗浄が終わるとやはり尿跳ねがある」とクレームをつけた。

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