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【日本千思万考】原子力規制委の迷走、“バカの壁症候群”が日本の国力を削ぐ 賢者のとるべき妥当な国策とは

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【日本千思万考】
原子力規制委の迷走、“バカの壁症候群”が日本の国力を削ぐ 賢者のとるべき妥当な国策とは

太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーはまだコストがかかりすぎ、その比率を現段階で早急に増やすことは国力低下を招きかねない

 次世代原発技術に関しても、より安全な「高圧ガス炉」は、地震と津波の脅威に備えられるので、わが国用はもちろん、海洋国で今後の原発を希求するインドネシアをはじめとするアジア・オセアニア諸国のエネルギー源供給に大きな可能性を秘めています。放射性廃棄物を発生しないとされる「核融合炉」も次世代発電の有望株で、フランスと日本が実験施設などで世界に一歩先んじているようです。

 国際エネルギー機関によると、世界的な原発の需要拡大は、40年までに容量比で6割以上も増加すると予測しており、日本がこのチャンスを逃すことなどあってはならないのです。一刻も早いエネルギー施策の軌道修正を切望する次第です。

(上田和男)

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【プロフィル】上田和男(こうだ・かずお) 昭和14(1939)年、兵庫県淡路島生まれ。37年、慶応大経済学部卒業後、住友金属工業(鋼管部門)に入社。米シラキュース経営大学院(MBA)に留学後、45年に大手電子部品メーカー、TDKに転職。米国支社総支配人としてカセット世界一達成に貢献し、57年、同社の米ウォールストリート上場を支援した。その後、ジョンソン常務などを経て、平成8(1996)年カナダへわたり、住宅製造販売会社の社長を勤め、25年7月に引退、帰国。現在、コンサルティング会社、EKKの特別顧問。

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