産経WEST

【日本千思万考】原子力規制委の迷走、“バカの壁症候群”が日本の国力を削ぐ 賢者のとるべき妥当な国策とは

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【日本千思万考】
原子力規制委の迷走、“バカの壁症候群”が日本の国力を削ぐ 賢者のとるべき妥当な国策とは

太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーはまだコストがかかりすぎ、その比率を現段階で早急に増やすことは国力低下を招きかねない

民主党政権の負の遺産

 史上最低の政権との悪評を生んだ菅内閣のとき、不幸にも東日本大震災に見舞われたこともあって、「原発ゼロ」という不毛な決議がなされ、日本のエネルギー政策が軌道を外してしまったことは、日本の国力を損ねる最大のくびきとなったようです。

 福島第一原発事故は、地震によって原子炉が破損したのではなく、津波によって電源が喪失し、冷却不能となって起きた事故であったことは誰もが知る事実であります。にもかかわらず、いまだに原子力規制委員会が、そもそも定義さえあいまいな「活断層」の有無とか、もともと存在しなかった「40年廃炉論」が急に持ち出されるとか、次々と面妖なる審査基準や論点などを導入し、無定見な地裁判決なども相まって、原発再稼働にブレーキをかけ続けている現状は全く理解できません。「規制委員会」の名をかりて、専門家会合意見書という不可解な面々による不当とも思える介入が、反原発の片棒を担いで原発の安全性に難癖を押し付けるのは、政治の無力なのか、市民活動家やマスコミの横暴なのか、わけが分かりません。

 敢えて活断層リスクを持ち出す暴論が許されるなら、日本全国の新幹線網、空港、高層ビル、橋梁などすべてのインフラが、全面的に否定されなければなりません。政府は、早急に行政機能失墜中の規制委員会を解体し、常識と見識を持った方々による行政判断可能な新組織に改編した上で、わが国の未来を託していただきたいものです。そして、日本の原発が巨大地震にも耐えたという高度技術力(特に圧力容器で世界唯一無二の鍛造鋼技術の日本製鋼所)を評価して発注したベトナムや地震国トルコからの原発プラントの発注予約やヨルダン、サウジアラビアなどの引き合いが相次いている現状に鑑み、色眼鏡メディア報道の是正と国民に向けた原発の安全性再教育・PR強化の徹底を期待するものです。

「産経WEST」のランキング