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防犯カメラが見てました…大阪・箕面の750台 初めてひったくり犯逮捕

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防犯カメラが見てました…大阪・箕面の750台 初めてひったくり犯逮捕

 大阪府箕面市でミニバイクを使ってひったくりをしたとして、大阪府警箕面署は8日、窃盗容疑で吹田市の無職の男(22)を逮捕したと発表した。「身に覚えがない」などと容疑を否認しているという。

 箕面市によると、市は全小学校の通学路に計750台の防犯カメラを設置。同署によると、このうち複数台のカメラに、ミニバイクの形状や容疑者の服装、被害品などが鮮明に写り込んでおり、逮捕につながったという。市が設置したカメラによって、容疑者逮捕につながったのは今回が初めてのケースとなった。

 逮捕容疑は5月23日午後2時55分ごろ、同市箕面の市道で、自転車を押しながら歩いていた医療事務の女性(40)をミニバイクで追い抜きざまに、前かごから、現金約8千円が入ったバッグをひったくったとしている。

     ◇

 箕面市は、岡山県倉敷市で昨年7月に小学5年の女児が男に連れ去られた事件などをきっかけに、防犯カメラによる通学路の安全確保の取り組みを開始。今年2~3月にかけ順次設置し、750台もの防犯カメラを整備した。今回の逮捕について市の担当者は「カメラの効果が証明された」と自信をみせた。

 市によると、防犯カメラは市立小全14校の通学路に配備されており、1校あたりの平均設置台数は約50台だ。学校あたりの設置率は全国的に見てもトップクラスという。カメラは、死角になりやすい細い路地などにも設置され、警察が街頭犯罪を捜査する際に活用されている。

 同市市民安全政策室では「今回の逮捕は、カメラの威力が発揮された、まさに好例」と位置づけ、「カメラの持つ犯罪の抑止力にも期待したい」としている。

 箕面市は防犯カメラを整備する一方、今年度から、防犯カメラを設置する自治会に費用の9割を補助する制度を創設。府内でも珍しく、すでに10以上の自治会が制度に関心を示しており、通学路以外でも設置数が増加する見込みだ。

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