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関空悲鳴! 外国人観光客急増で入国審査が追いつかない 「早く」「厳格に」板挟み

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関空悲鳴! 外国人観光客急増で入国審査が追いつかない 「早く」「厳格に」板挟み

 さらに今年に入ると、外国人客は昨年の1・5倍超のペースで増加し、花見シーズンを含む4月には1カ月あたりとしては過去最多の46万人が入国した。

 一方、入国審査官の定員数は平成26年度末現在で271人で、入国外国人数が半分程度だった18年度末当時と比べても38人しか増えていない。外国人の入国審査の日ごとの最長待ち時間は40分を超えることもしばしばだという。

幹部も現場に

 審査官は日々、計約100人が関空内の3カ所の入国審査場で勤務。一度ゲートに入ると3~4時間は「缶詰め状態」となる。支局長ら幹部職員も現場に入るほか、ゴールデンウイークなどの繁忙期には大阪入国管理局の本局からも応援を受け、「何とか耐えしのいでいる状況」(幹部職員)だ。

 昨秋からは、事前に指紋登録を済ませた日本人や中長期在留者ら向けの自動化ゲートを、入国審査場に新たに8台導入。余った職員や空いた審査ゲートを外国人審査用に振り向けている。

 法務省では混雑緩和に向け、今年度に関空の入国審査官を39人増員することを決定。同省は「5年後の東京五輪に向けて訪日外国人2千万人の受け入れを目指すわが国としては、どの空港も最長の待ち時間は20分以内に短縮したい」とする。

 関西空港支局の職員の一人は「一番の『おもてなし』はとにかく早く入国してもらうこと。もちろん厳格で間違いのない審査が第一だが、少しでも待ち時間を短縮したい」と話している。

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