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関空悲鳴! 外国人観光客急増で入国審査が追いつかない 「早く」「厳格に」板挟み

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関空悲鳴! 外国人観光客急増で入国審査が追いつかない 「早く」「厳格に」板挟み

 中国人をはじめとするインバウンド(訪日外国人の旅行)が急増している関西国際空港で、入国審査を担当する大阪入国管理局が悲鳴を上げている。円安などを背景に、今年に入ってアジアからの観光客がさらに増加、混雑のピーク時には管理職も動員して“非常時態勢”でしのいでいるが、押し寄せる観光客を前に焼け石に水だ。厳正さが求められる審査と迅速さとの板挟みのなか、あの手この手で混雑緩和策に奔走している。(有年由貴子)

千人の列

 5月下旬の平日、関西国際空港第1ターミナルの南入国審査場。午後0時半ごろ、中国や台湾などからの便が相次いで到着し、入国審査ゲートには、パスポートを手にした外国人観光客らが続々と並び始めた。

 「メーク・ライン(列を作って)。メーク・ライン」「日本の方はこちらですよ」。旅行会社の添乗員や入管職員らの大声が飛び交う。

 ベルトで仕切られた外国人向けのスペースは、あっという間に全長200メートルほどの長蛇の列に。空きスペースに最近新設された列も瞬く間に人で埋まり、行列はさらに160メートルほどのびた。その数、約千人。

 「4月に入ってから特に多い。便が集中する時間帯には、手前の検疫所まで旅行客が滞ることもあります」と大阪入国管理局関西空港支局の担当者は話す。

 中国・北京から社員旅行で訪れたという中国人女性(37)は、「到着からすべての手続きを終えるまで2時間近くもかかった。早く大阪や京都に行きたいのに、とても疲れた」とぐったりしていた。

昨年の1.5倍超

 同支局によると、アジア便が国際線の約85%を占める関空では、円安やビザ緩和に伴う中国便の増便などを背景にアジアの観光客が急増。昨年度、関空から入国した外国人客は過去最高の352万人に達し、国内の主要空港で初めて日本人客を上回った。

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