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「令状主義を軽視」とGPS捜査に違法判断 大阪地裁が初の判断「被告のプライバシー侵害」と収集証拠採用不可の決定

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「令状主義を軽視」とGPS捜査に違法判断 大阪地裁が初の判断「被告のプライバシー侵害」と収集証拠採用不可の決定

 裁判所に令状を請求せず、捜査対象者の行動を確認するために車両に衛星利用測位システム(GPS)端末を取り付けた大阪府警の捜査手法が争われた広域窃盗事件の公判で、大阪地裁の長瀬敬昭裁判長は5日、「令状主義を軽視し、プライバシーを侵害する重大な違法捜査」と判断し、関連の収集証拠を採用しない決定をした。弁護側によると、GPS捜査の違法性を認める司法判断は初めて。

 事件の被告は43歳の男。平成25年8月に大阪府寝屋川市でナンバープレートを盗むなど、関西を中心に犯行を繰り返すなどしたとして窃盗罪などで起訴されていた。

 弁護人によると、府警は25年5月~同年12月、男が犯行に使用した車19台にGPS端末を取り付け、追跡するなどして捜査。弁護側はGPS捜査の違法性を訴え、捜査の過程で撮影された写真など40点を証拠として採用しないよう大阪地裁に求めていた。

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