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【オトナの社会見学】あなたも運転できる!「桜谷軽便鉄道」は鉄道ファンの夢の終着駅

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【オトナの社会見学】
あなたも運転できる!「桜谷軽便鉄道」は鉄道ファンの夢の終着駅

住宅街を見下ろす高台に敷設された桜谷軽便鉄道南山線。昔懐かしいデザインの小さな電車がゆっくりと走る=大阪府豊能町

 車やバイクが好きな人は、お金をためてあこがれの名車を手に入れ、自分で運転することもできるが、鉄道が好きな人はそうはいかない。用地を買収してレールを敷き、好きな列車を自分で運転することなどできるはずもなく、実車を忠実に再現した鉄道模型を作っては、その運転席に思いをはせるしかなかった。過去形で書いたのは、鉄道ファンの夢をかなえてくれるミニ鉄道が存在するからだ。大阪府豊能町の高台を走る「桜谷(さくらだに)軽便鉄道南山線」で、あこがれの運転台に座りハンドルを握った。(文・大竹直樹、写真・恵守乾)

ミニチュアにあらず

 チンチンチン…。昔懐かしい踏切の警報音が鳴ると、車輪をきしませながら小さな電車が駅のホームに入ってきた。車体こそ小さいが、イベントなどで見かける「ミニ鉄道」とは趣が異なる。模型というよりは本物の鉄道に近い。

 1周150メートルの周回軌道に桜谷駅と風の峠駅があり、両駅を約2分かけて結んでいる。乗車時間は長くないが、住宅地を見下ろす小高い丘から眺める車窓は格別。ガタンゴトン…と、レールのつなぎ目を渡る音が静かな山間に響く。

 「線路の幅はロムニー鉄道と同じ。電車は架線から集電して走り、蒸気機関車は石炭をたいて走ります」

 桜谷軽便鉄道の“オーナー”、持元(もちもと)節夫(せつお)さん(87)は誇らしげだ。それもそのはずで、イギリスのロムニー鉄道といえば、線路幅15インチ(381ミリ)の世界最小の実用鉄道。見かけは小さいが、もはやミニチュアの域を超えている。

 架線には36ボルトの電気が流れており、れっきとした電化路線。その名は、かつて豊能町内にあった桜谷鉱山に由来するという。

 持元さんは「根っからの鉄道好き」。半導体関連の会社を退職後、「Nゲージ」と呼ばれる150分の1サイズの鉄道模型を製作していたが物足りなさを覚え、自宅の庭に桜谷軽便鉄道軌道線を敷設した。

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